「祥月命日（しょうつきめいにち）の意味は何？」
「祥月命日って、どんなことをするの？」
「故人の供養で気を付けなければいけないことは？」
祥月命日と聞いて、上記のような不安や疑問が浮かぶ方は多いのではないでしょうか。

 

本記事では祥月命日の解説や由来とあわせて、故人の供養をする際に行う法要や、お供え物で気を付けるポイントを紹介しています。

 

この記事を読むことで、祥月命日はどういう日を指し、どのような法要を行うのか、そしてお墓参りの方法や適切なお供え物について把握できるでしょう。

 

また、祥月命日のお供えに最適なお菓子ギフトも紹介しているため、具体的に何を持っていくか思い浮かばない時には参考になります。

 

祥月命日の供養やお供え物に悩んでいる方は、ぜひこの記事をご覧ください。

故人が亡くなった日と同じ月日のことを祥月命日と言う

祥月命日とは、故人が亡くなった日と同じ日付のことです。

 

例えば、故人が2020年4月15日に亡くなった場合、毎年4月15日が祥月命日となります。

 

祥月命日は、故人を偲んで家族や親族が集まり、仏壇にお供えをしたり、お墓参りをしたりして、手厚く供養を行う日です。

祥月命日と月命日の違い

祥月命日とは、故人が亡くなった月の命日のことです。なお、祥月は故人が亡くなった月を指します。一方の月命日とは、故人の亡くなった日が毎月訪れることを意味します。

 

例えば、故人が4月15日に亡くなった場合、4月が祥月となり、毎月15日が月命日です。

祥月命日の由来

祥月命日の由来には2つの説があります。

 

1つ目は、故人が亡くなった月を正忌月（しょうきづき）と呼んでいた時期があり、正月（しょうがつ）と混同されないように、「祥月命日」と呼び方が変わったという説です。

 

そして2つ目は、中国の儒教に由来する説です。儒教では忌明け後の最初の月を「祥月」として縁起を担いだことから、その考えが日本にも伝わり、「祥月命日」と呼ぶようになったと言われています。

祥月命日の供養の方法

一周忌や三回忌の大きな法要とは違い、祥月命日は毎年あります。

 

故人の供養の方法は、位牌のあるお仏壇にお供え物やお花をあげたり、お墓参りに行き、故人を偲んだりとさまざまです。

 

ここからは、祥月命日の供養の具体的な例をいくつか解説します。

仏壇を掃除し、故人が好きだった物をお供えする

祥月命日には、仏壇をきちんと掃除し、故人の好きだった物をお供えします。

 

お供えをする際のマナーとして、肉や魚などの殺生を連想させる物は避けましょう。

 

お酒もご仏前にお供えすると重たく、お供え物のスペースを占めてしまうこともあるので気を付けたほうが良いお供え物です。

 

祥月命日のお供え物には、包装をかけ、表書きを「お供」「荒供養」として、その下に贈り主の名前を記載します。お供え物にかける水引は、双銀結びきりを選びましょう。

 

また、お供え物は、時間が経ったら下げて家族や親族で食べることもあるため、小分けに包装されているお菓子などが重宝されます。

お墓参りをする

祥月命日には、お墓参りをすることが一般的です。

 

お参りの方法としては、お墓の掃除を行い雑草を取り除いた後、新しいお花を供えて線香を焚きます。

 

きれいになったお墓に手を合わせて、故人の冥福を祈りましょう。

 

祥月命日に合わせて塔婆を立てるという供養の方法もあります。その際は前もって菩提寺に連絡し、塔婆を用意してもらう必要があります。

法事を行う

祥月命日には法事を行うことが多く、特に年忌法要（「一周忌」「三回忌」など）の年には親族が集まり、僧侶を招いて法要を営みます。

 

しかし、年忌法要の年に関係なく祥月命日は、家族や親族が集まって読経や焼香を行い、故人の供養をすることが一般的です。

 

法事を行う際は、事前にお寺や僧侶と相談し、適切な準備を整えましょう。

祥月命日にふさわしいお供え物の選び方

祥月命日のお供え物は、故人が好きだった物を選ぶことが大切です。

 

しかし、仏教では故人は食べ物や飲み物から香る香りを食べると言われているため、香りの強い花や食べ物はお供えしないよう注意が必要です。

 

祥月命日には、適切なお供え物をして、故人の冥福を祈りましょう。

お供えする花の選び方

祥月命日には、普段より華やかな花を飾ると特別感が出ます。

 

特に、白を基調とした淡い色の花が供養にふさわしいとされており、具体的には、菊、カーネーション、ユリ、リンドウなどがよく選ばれます。

 

この他にも季節の花などを織り交ぜて、故人が喜びそうなお花を飾りましょう。

お供えする食べ物の選び方

お供えする食べ物は、故人が生前に好きだった物を選ぶのが良いでしょう。

 

ただし、お供えする際は「三厭五葷（さんえんごくん）」を使った物は、避けたほうが無難です。

 

・三厭：肉、魚、酒
・五葷：にんにく、ねぎ、らっきょう、にら、玉ねぎなど、香りの強い野菜

 

これらは仏教で殺生を想像させ、煩悩を刺激する食べ物として、お供え物には適さないとされています。これらを踏まえると、お供えする食べ物は和洋菓子や果物などがおすすめです。

祥月命日にふさわしいお菓子3選

仏前に供えたお菓子は、痛む前に下げて、家族や集まった人々でいただくことが一般的です。

 

お供え物と言えば、和菓子のイメージですが、最近では洋菓子もお供え物として定着してきています。

 

故人を思い出しながら、家族の方にも喜ばれるお菓子を選びましょう。

丹波栗のフィナンシェ

丹波栗のフィナンシェは、丹波栗の渋皮煮を生地に混ぜ込んだ、風味豊かで上品な甘さの焼き菓子です。

 

しっとりとした生地の食感と厳選された丹波栗の味わいに加え、芳醇なバターの香りやショコラのほろ苦さも楽しめます。使用した栗の66％が丹波栗のため、栗が好きな方には特に満足いただけるでしょう。

 

焼き菓子は賞味期限の長い物が多いので、お供え物としてもぴったりです。

丹波栗のバームクーヘン

丹波栗を混ぜ込んで、やわらかく焼き上げたバームクーヘンです。

 

大粒で甘みが強い、栗の最上級品とされる丹波栗を生地にたっぷりと練り込み、丹波栗のホクホクした食感と、ふんわりと優しい口どけが楽しめるように作り上げました。

 

風味豊かな丹波栗のバームクーヘンは、家族にも喜ばれるお供え物として最適です。

スイーツファクトリー

スイーツファクトリーの焼き菓子は、7種類の味が楽しめる焼き菓子のセットです。

 

フルーツを使ったケーキとクッキーに、ピスタチオの上品なコクが味わえるフィナンシェ、ピーカンナッツが香ばしい濃厚なチョコレートブラウニーなど、製法にこだわったお菓子をたくさん詰め込みました。

 

レトロ感のあるお洒落なパッケージでありながらも華美過ぎないため、お供え物としておすすめです。

祥月命日の供養の方法を知って故人を弔おう

祥月命日は、故人が逝去してから毎年訪れる、没年月日のことです。この日には仏壇を綺麗にして故人の好物をお供えしたり、お墓参りをしたりして故人を偲びましょう。ただし、お供え物や献花にはマナーがあるため、供養の際は事前に把握しておくことが大切です。

 

また、お供え物選びで困った時は、本記事で紹介したお菓子の購入も検討してみてください。日持ちするだけでなく特別感があるため、お供えを下げた後、家族などでいただく際に喜ばれるでしょう。

 

祥月命日の供養の方法を正しく理解し、故人の祥月命日を穏やかに迎えてください。