「仏壇に供えるお菓子ってどう選べば良いのかしら?」
「仏壇に供えるお菓子の相場はどれくらい?」
「渡し方にマナーはあるのかな?」
このように、仏壇に供えるお菓子の選び方や、金額相場、相手への渡し方などのマナーについて詳しく分からず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、仏壇に供えるお菓子の選び方を詳しく解説しています。また、金額相場とマナーに加え、仏壇のお供えにおすすめのお菓子を3選ご紹介します。
この記事を読むことで、仏壇に供えるお菓子の適切な選び方や金額の相場、相手にお渡しする時のマナーが分かるでしょう。
贈る相手の気持ちに寄り添った、仏壇に供えるのにふさわしいお菓子を選びたい方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
仏壇に供えるお菓子の選び方
仏壇に供えるお菓子は、基本的に辛いものや匂いの強いもの、殺生を連想させる食材以外であれば、どのようなお菓子をお供えしても問題はないとされています。
ただし、相手の負担にならないようなお菓子を選びましょう。ここでは、故人との関係や、贈る相手の気持ちに考慮した、仏壇にお供えするのにふさわしいお菓子の選び方を紹介します。
日持ちする和菓子が定番
お供え物のお菓子として、最中やようかんなどの和菓子が広く好まれています。これらの定番の和菓子は、常温保存が可能で日持ちするので、お供えに適しているからです。
お供えのお菓子は、洋菓子でも問題ありませんが、クッキーなど常温保存が可能で日持ちするものを選びましょう。
個別に包装されたお菓子
個別に包装されたお菓子であれば、仏具に合わせた量が調整できるため重宝されるでしょう。また、お供えが終わった後に遺族や参列者で分ける際も、一つずつ配りやすく衛生的です。
さらに個包装のお菓子は保存もしやすく、ゆっくり食べてもらえる点もメリットでしょう。
落雁などの砂糖菓子
落雁などの砂糖菓子は、仏壇にお供えするお菓子の定番の一つです。水分量が少なく乾燥していて日持ちしやすいだけでなく、季節の草花など種類が豊富で見た目の美しさも魅力です。
特に蓮の花をかたどった落雁は、仏教のシンボルとされています。お供えした後は、そのまま食べるだけでなく、コーヒーや紅茶にいれて砂糖の代わりにするなどのアレンジも楽しめます。
幅広い年代が召し上がれるもの
お供えのお菓子を選ぶ際は、贈る相手の家族構成を考慮することが大切です。世代によって好みや食べられるものが異なるので、配慮が必要になります。
例えば、高齢の家族がいる場合は、餅など喉につまりやすいお菓子は避けるのが無難です。また、小さな子どもがいる家庭では硬くて食べづらいものは避けると良いでしょう。
相手の家族構成が分からない場合は、幅広い年代の方が召し上がれるような、多種類のお菓子が入った個包装のお菓子がおすすめです。
故人が好きだった食べ物
故人の好きだったものをお供えすることで、生前の姿を偲び、思い出を語り合うきっかけにもなります。
例えば、記念日など特別な日に食べていたものや、毎日飲んでいたコーヒーなどの飲み物もおすすめです。また、お菓子をお供えする際も、故人が好きだったものを選ぶと、よりぬくもりを感じられる供養となるでしょう。
賞味期限が長いお菓子
賞味期限の長いお菓子は、長くお供えできるだけではなく、お供え後も遺族が余裕をもって食べられるので、無駄になる心配が少なくなります。
特に法事の際は多くのお供え物が集まり、すぐに消費できない場合もあります。賞味期限が短いお菓子は時間と共に風味が損なわれたり、無駄になったりする可能性があるので、注意が必要です。
仏壇に供えるお菓子の置き方
仏壇に供えるお菓子の置き方に明確な決まりはありませんが、仏具のサイズに合わせた適量をお供えしましょう。
仏具の上に、半紙や懐紙を一枚敷いてお菓子を置くと、より丁寧で格式高い供え方になります。懐紙は和紙の頂点をずらして三角に二つ折りし、頂点を自分の方へ向けましょう。
お供えのお菓子は、基本的に箱から取り出して仏具にのせますが、個包装の場合は包装を取る必要はありません。
お供え物の向きは仏壇の方ではなく、お参りする側に向けておくのが基本ですが、宗派で異なる場合があるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
仏壇に供えるお菓子の相場
一般的に仏壇に供えるお菓子の相場は、3,000円~5,000円とされています。ただし、御供物料などお供え全体の相場の幅は広く、渡す相手との関係性によって適切な金額は異なります。
少額すぎると失礼になり、高額過ぎるとお返しが負担になるので、注意が必要です。遺族と親しい間柄である場合は、金額の相場にこだわらず、純粋に喜んでもらえるものをお供えすると良いでしょう。
仏壇に供えるお菓子を渡す際のマナー
仏壇に供えるお菓子を渡す際は、のし紙が相手から見て正面になるように、紙袋から出して渡します。向きが逆さになってしまうと、失礼にあたるだけでなく、名前の確認が難しくなるので注意しましょう。
また、お供え物は勝手に仏壇に供えてはいけません。「お供えください」と一言添えて遺族に渡すのがマナーです。
法事において、お供え物が大量に集まることが予想される場合などには、事前にお供え物の辞退をお願いされることがあります。辞退された場合は、故人や遺族の意向を最優先し、お供え物の持参は控えてください。
のしの種類と書き方
仏壇に供えるお菓子には、のし紙を添えるのが一般的です。のし紙は手渡しの際は見えやすい「外のし」、配送の際は破損を防ぐため「内のし」と使い分けられていますが、どちらでもマナーとして問題ありません。
水引は結び切りを使用します。表書きは水引の上段中央に「御供」とし、その下に名前を表書きよりも小さめに記します。名前は姓のみでもフルネームでも構いません。しかし、表書きは法要の時期によって「御霊前」や「御仏前」と書く場合もあるので、注意が必要です。
表書きは毛筆で書くことが正式とされていますが、筆ペンやサインペンの使用、毛筆フォントによる印刷でも問題はありません。ただし、万年筆やボールペンで書くのはマナー違反とされているので、使用を避けてください。
仏壇に供えるお菓子のおすすめ商品
仏壇に供えるお菓子のおすすめの商品を3つ紹介します。
今回は常温保存が可能で、賞味期間が30日以上のものを厳選しました。ECサイトからのご注文も承っていますので、事前に準備しておいても良いでしょう。
故人や贈る相手の気持ちに配慮したお菓子選びの参考に、こちらをチェックしてみてください。
宇治茶わらび餅 抹茶とほうじ茶
もっちり、ぷるりとしたわらび餅に宇治茶のこくを加えました。
抹茶わらび餅には京都産の宇治抹茶が、ほうじ茶わらび餅には京都産の宇治ほうじ茶が使用されています。また、別添えのきな粉にも抹茶がたっぷり入っています。
京都産宇治茶のまろやかで豊かな香りや、宇治ほうじ茶の広がる香ばしさをぜひご堪能ください。
内容量 | 内容 | 金額(税込み) |
---|---|---|
6個 | 抹茶わらび餅3個/抹茶きな粉3個/ほうじ茶わらび餅3個/ほうじ茶きな粉3個 | 1,080円 |
9個 | 抹茶わらび餅6個/抹茶きな粉6個/ほうじ茶わらび餅3個/ほうじ茶きな粉3個 | 1,620円 |
12個 | 抹茶わらび餅6個/抹茶きな粉6個/ほうじ茶わらび餅6個/ほうじ茶きな粉6個 | 2,160円 |
吉野のくずもち
上品な風味が魅力の「純」と、柚子の爽やかな酸味が特徴の「柚子」がセットになった、とろける食感のくずもちです。
純は、ほのかな甘みが特徴のくずもちに、沖縄産の黒糖から作られた黒みつと、異なる炒り方で仕上げた二種のきなこを混ぜ合わせたものを添えています。
柚子は、柚子の香り豊かなくずもちに、徳島産の木頭柚子皮を使用した柚子みつを添えて、さっぱりとした口当たりに仕上がっています。
内容量 | 内容 | 金額(税込み) |
---|---|---|
6個 | 純3個/柚子3個 | 1,080円 |
9個 | 純6個/柚子3個 | 1,620円 |
12個 | 純6個/柚子6個 | 2,160円 |
粋撰菓
和の上質さを取り入れた粋な焼き菓子です。
黒ごまをたっぷりと使用した和風のクッキーや、京都産宇治抹茶とホワイトチョコレートの和洋の素材が奏でるケーキなど、5~6種類の風味が楽しめます。
どの焼き菓子も素材にこだわって作られています。厳選された素材の奥深い味わいをお試しください。
内容量 | 内容 | 金額(税込み) |
---|---|---|
8個 | 和三蜜のかすていら1個/抹茶のけーき2個/くるみ餡のぱい1個/さつまいものがれっと2個/黒ごまの薄板くっきい2個 | 1,080円 |
13個 | 和三蜜のかすていら2個/栗のけーき1個/抹茶のけーき2個/くるみ餡のぱい2個/さつまいものがれっと3個/黒ごまの薄板くっきい3個 | 1,620円 |
18個 | 和三蜜のかすていら2個/栗のけーき2個/抹茶のけーき4個/くるみ餡のぱい2個/さつまいものがれっと4個/黒ごまの薄板くっきい4個 | 2,160円 |
25個 | 和三蜜のかすていら3個/栗のけーき3個/抹茶のけーき4個/くるみ餡のぱい4個/さつまいものがれっと5個/黒ごまの薄板くっきい6個 |
3,240円 |
ポイントを理解して最適な仏壇に供えるお菓子を選ぼう
仏壇にお供えするお菓子の選び方や相場、マナーについて紹介しました。
お供えするお菓子は、常温保存が可能で賞味期限が長く、個別に包装されたものを選びましょう。また相場やマナーは、地域、宗教または宗派によって異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心できます。
ここまでに紹介したポイント理解して、仏壇に供えるお菓子を選んでみてください。