「春のお彼岸って何を食べたら良いの?」
「食べてはいけない物があるの?」
「春のお彼岸でおすすめの食べ物ってなんだろう」
春のお彼岸が近づいてきた時、上記のような疑問や悩みなどが思い浮かぶのではないでしょうか。
本記事では、春のお彼岸に食べる5つの食べ物の紹介とあわせて、避けるべき食べ物や、おすすめのお菓子などを紹介しています。
この記事を読むことで、春のお彼岸に適切な食べ物を知ることができます。その知識をもとに、故人を偲んで供養することができるでしょう。
また、春のお彼岸にぴったりなお菓子も紹介しているため、当日の食べ物やお供え物が具体的に浮かばない時は参考になります。
春のお彼岸で食べる物に悩んでいる方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
目次
春のお彼岸に食べるおすすめの食べ物
極楽浄土と現世が近づくという春分の日と秋分の日を中心とした1週間は、先祖や故人の供養をするのに適切な期間です。
この期間で一般的に食べる食材や、適さない食材について把握し、お彼岸に込められた意味を意識してみましょう。
ここからは、春のお彼岸にぴったりの食べ物を5つご紹介します。
菜の花の天ぷら
野菜やキノコ類を天ぷらにした物を「精進揚げ」と言います。肉や魚を避けた食材で揚げる精進揚げは、精進料理の1つでもあるため、お彼岸の際の食べ物に適しています。
精進揚げには季節の食材を用いることが多く、春のお彼岸の精進揚げでは、タケノコやたらの芽、菜の花の天ぷらなどがおすすめです。
そば・うどん
信州地方や出雲地方、そばの産地である北海道の幌加内や深川市、旭川市などでは、そばやうどんを「彼岸そば」「彼岸うどん」として、食べる習慣があります。
その際には、肉や魚などの具材は使用せず、野菜や油揚げなどの植物性の食材を使うと良いでしょう。
また、お彼岸の時期は季節の変わり目に当たるため、胃腸にやさしいそばやうどんを食べることで、内臓を清めると言われています。その他にも「年越しそば」や「運どん」があるように、そばやうどんは縁起も良いとされています。
精進料理
肉や魚などを使わない精進料理は、お彼岸の定番の食べ物です。
殺生を禁じている仏教では、肉や魚を使用しない精進料理は、煩悩を刺激しないため良いとされています。そのため、精進料理を作る際は野菜や豆腐、海藻といった植物性の食材を主に使用しましょう。
お彼岸において、精進料理は御霊供膳としてお供えしたり、家庭でお食事として出したりもされます。
赤飯
小豆の赤い色が厄除けや魔除けの色ということから、小豆を用いた赤飯もお彼岸で食べられます。
また、七五三などのお祝い事で赤飯を食べるのも同じ理由です。
しかし、お彼岸の際に赤飯を食べるのは、地域や親族間での慣習によっては異なる場合もあるため、事前に確認をしておくと良いでしょう。
いなり寿司・五目寿司
いなり寿司や五目寿司も、お彼岸の定番の食べ物の1つです。
使用する具材として、肉や魚を避けて山菜やレンコンの酢漬けを使用するのが一般的です。
また、お寿司には特別感があるため、家族や親戚で集まることの多いお彼岸の食べ物として適しているでしょう。
春のお彼岸のお供えにおすすめの食べ物
お彼岸では、家族や親戚と食事をする他に、お仏壇やお墓にお供えをするのが一般的とされています。
故人やご先祖様へ感謝の気持ちが届くように、お彼岸の際にはお花や線香の他にも、特別に食べ物をお供えしましょう。
ここからは、春のお彼岸のお供えに適切な食べ物を紹介していきます。
おはぎ・ぼたもち
おはぎとぼたもちはお彼岸のお供え物として定番で、春のお彼岸にはぼたもち、秋のお彼岸にはおはぎをお供えすることが多いです。
どちらも餡子で包んだ食べ物ですが、春に咲く牡丹の花からぼたもち、秋に咲く萩からおはぎと名付けられたとされています。ぼたもちは赤飯同様、小豆の赤い色に厄除けや魔除けの力があると言われています。
また、昔は貴重だった甘い物をお供えすることで、故人やご先祖様へ感謝の気持ちを伝えられるとされていました。
お彼岸団子
地域によっては、お彼岸の初日と最終日に、白く丸めたお団子を積み重ねてお供えする風習があります。
お彼岸の初日にお供えするお団子を「入り団子」、最終日にお供えするお団子を「明け団子」と言います。入り団子は、浄土から帰ってきた故人やご先祖様の疲れを労うための物で、明け団子は浄土に戻る際のお土産としてのお供え物です。
お供えするお団子の個数や積み方などは、地域によって異なるのも特徴です。
菓子折り
小分けしやすく、日持ちがする菓子折りもお供え物として適しています。
近年では、せんべいなどの和菓子だけでなく、クッキーなどの洋菓子を購入する方も増加傾向にあります。
また、渡す相手に余計な気を遣わせてしまわないよう、高すぎる菓子折りではなく、相場の3,000円~5,000円の物を選ぶと良いでしょう。
旬の果物
色とりどりの美しい旬の果物もお仏壇を彩ってくれるため、お供え物として定番です。
特に丸い形は縁起が良いとされており、りんごやメロン、みかんなどの柑橘類は日持ちもするためおすすめです。
また、盛器(もりき)や高杯(たかつき)と呼ばれる、仏様に敬意を表すために脚が高くなっている専用の器があります。用意できる場合は、これらの器に盛り付けてお供えすると良いでしょう。
故人様が好きだった食べ物
お彼岸では、故人が生前に好きだった食べ物をお供えするのも良い供養となります。
しかし、お供えをしたあとの家族や親族が困らないように、日持ちする誰もが食べやすい食べ物を選ぶと良いでしょう。
また、地域や宗派などによって異なりますが、肉や魚を使った食べ物、アルコール類は避けた方が良いとされています。
春のお彼岸で避けるべき食べ物や食材
仏教が殺生を禁じていることから、肉や魚を避けた食べ物がお彼岸では一般的です。しかし、肉や魚以外にも避けた方が良い食材や食べ物があります。
また、宗派や慣習によっては異なる場合もあるため、悩んでしまった際には、お世話になっているお寺や慣習に詳しい親族などに確認しましょう。
ここからは、春のお彼岸で避けた方が良い食べ物などについて、理由を含めて解説します。
三厭
三厭とは「さんえん」と読み、獣、魚、鶏のことを表しています。
仏教では殺生が禁じられていることから、三厭の食材は使用しないようにしましょう。また、かつお節などからとった出汁も避けた方が良いとされているため、出汁をとる際には昆布や椎茸などからとってください。
卵は人によって捉え方が異なるため、事前に家族や親族に確認しましょう。
五葷
五葷は「ごくん」と読み、ニンニク、タマネギ、ネギ、ニラ、ラッキョウなどの、香りの強い食材も避けるべきとされています。また、これらの食材は精進料理への使用も控えることがあります。
しかし、五葷は仏教全体で避けられている食材ではないため、使用するか悩んだ場合は事前に確認をとると良いでしょう。
春のお彼岸に適したおすすめの商品
春のお彼岸での食べ物やお供え物には、三厭や五葷のような食材は避け、慣習などに倣った食べ物を準備するようにしましょう。また、悩んでしまった際には、菓子折りや果物といった食べ物がおすすめです。
ここからは、春のお彼岸に適したお菓子を3つ紹介していきます。
こがね芋
こがね芋は、なると金時芋を用いた和風スイートポテトです。
なると金時芋が皮ごとペースト状にして使われているため、上品な甘さと芋本来の風味を味わうことができます。
また、賞味期間が40日以上あり常温保存ができるため、1週間あるお彼岸のお供え物にも最適です。
内容量 | 内容 | 金額(税込み) |
---|---|---|
10個 | こがね芋 10個 | 1,080円 |
15個 | こがね芋 15個 | 1,620円 |
丹波焼菓子詰合せ
丹波焼菓子詰合せは、丹波素材を使用した人気の焼菓子詰合せです。
この詰合せには、いもくり、丹波黒豆サブレ、実栗、丹波栗フィナンシェ、丹波栗フィナンシェショコラ、丹波パウンドケーキ丹波栗が入っており、どのお菓子も丹波素材ならではの豊かな風味を楽しむことができます。
また、常温保存ができるため、お供え物にも向いているでしょう。
内容量 | 内容 | 金額(税込み) |
---|---|---|
7個 | いもくり3個、丹波黒豆サブレ3個、実栗1個 | 1,512円 |
9個 | いもくり2個、丹波黒豆サブレ3個、実栗2個、丹波栗フィナンシェ1個、丹波栗フィナンシェショコラ1個 | 2,204円 |
14個 | いもくり2個、丹波黒豆サブレ6個、実栗4個、丹波栗フィナンシェ1個、丹波栗フィナンシェショコラ1個 | 3,240円 |
22個 | いもくり4個、丹波黒豆サブレ8個、実栗4個、丹波栗フィナンシェ2個、丹波栗フィナンシェショコラ2個、丹波パウンドケーキ丹波栗2個 | 5,400円 |
いもくり
いもくりは、和栗となると金時芋を使用した風味豊かなお菓子です。
スパイスや香料などの余分な原料を使用しないことで、素材本来の美味しさを引き立たせています。
また、アクセントには、渋皮栗のシロップ漬けが使用されており、しっとりとした食感の中にあるほっくりとした渋皮栗の粒も楽しめます。
内容量 | 内容 | 金額(税込み) |
---|---|---|
3個 | いもくり3個 | 756円 |
5個 | いもくり5個 | 1,296円 |
10個 | いもくり10個 | 2,484円 |
15個 | いもくり15個 | 3,672円 |
相応しい食べ物を理解して春のお彼岸に備えましょう
春のお彼岸は、故人やご先祖様を偲び、感謝の意を示して供養するために行います。そのため、春のお彼岸の食べ物として適している物や、故人が好きだった食べ物を用意するのがおすすめです。
また、お彼岸は春分の日や秋分の日を中心とし、前後あわせた長い期間であるため、お供え物などの食べ物は日持ちするかどうかも念頭におきましょう。
避けるべき食材や食べ物には注意し、春のお彼岸の準備をしてみてください。