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法事では何をする?一連の流れや守るべきマナー、お供えにおすすめなお菓子をご紹介

「近々法事があると言われたけれど、何か用意すべき物はある?」
「法事って何をする行事なの?」
「法事でしてはいけないことって何だろう?」
法事へ参列することになった時に、上記のような疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、法事とはどのようなことを指すか、法要との違いを参列当日に行われる内容とともに紹介しています。

 

この記事を読むことで、法事についてやマナーを把握でき、参列当日のスケジュールが分かります。それらの知識を元に、法事の日に必要な物を準備し、当日はマナーを守ってつつがなく行事を行えるようになるでしょう。

 

また、法事のお供え物としておすすめなお菓子も紹介しているため、お供え物に困った際の参考になります。

 

法事でのマナーが気になっている方や、お供え物に迷っている方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

法事と法要の違いとは?

法要は、読経や焼香などで故人を供養するための儀式です。法要の中には、日単位で行う「忌日法要」や、年単位で行われる「年忌法要」などの種類があります。

 

一方の法事とは、法要を含め、参列者を招いて法要後の会食を行うといった一連の行事を指します。

 

法事と法要は意味合いが似ていますが、法要とは法事の中で行われる行事の1つと覚えておきましょう。

法事当日の流れ

ここからは法事へ参列するために役立つ、一連の行事のスケジュールを紹介します。

 

法事の当日は、遺族と親族、僧侶が集まって行事を行います。そこで具体的な流れや、自身がすべき行動をあらかじめ知っておけば、当日はスムーズに動けるでしょう。

  • 施主による挨拶
  • 読経・焼香
  • 僧侶の法話
  • 法要後の施主による挨拶
  • 会食

施主による挨拶

法事の会場では、施主は最前列の中央右側に座り、故人との関係が深い人が前の方に着席します。僧侶が会場に入場した後、施主の挨拶によって法事は始まります。

 

最初に行う施主の挨拶では、これから法事を始めることを伝えましょう。施主は他のことを口にする必要はないため、挨拶の時間が短くなっても問題はありません。

 

施主が挨拶をした後は、僧侶に向かってお辞儀しましょう。この時、僧侶に対して読経を始めてもらうように促したり、目礼で合図したりします。

読経・焼香

僧侶が挨拶をした後に読経が始まり、僧侶の合図で、読経中に施主から順番に焼香を行います。焼香の時の順番は、喪主を含めた遺族の次に親族、最後が他の参列者です。名前は呼ばれないため、前の人に続いて焼香をするようにしましょう。

 

一般的な焼香の作法は、数珠を身に付けている場合は左手にかけ、右手の親指人差し指中指で抹香をつまみ、額の高さまでかかげて、香炉へ落とすといった流れです。

 

宗派によっては、抹香を押しいただく回数が決められているところもあるので、どのように焼香すればよいかを事前に確認しておくと安心でしょう。

僧侶の法話

読経と焼香が行われた後、僧侶による法話が5分程度あります。

 

法話とは、仏教にもとづいた話を僧侶が一般の人にも分かりやすく話してくれることを言います。その中では、僧侶自身の経験談や、時事的な話題を話されることもあるでしょう。

 

また、法事での法話は、葬儀の時よりも堅苦しくない雰囲気で行われることが多いとされています。

施主による挨拶

法話を終えて僧侶が退場した後、再び施主による挨拶が行われます。法要後の挨拶では、法事に参列してくださった方への感謝の気持ちを伝えましょう。今後も支援を願いたいという内容も加えて、挨拶します。

 

挨拶の後に会食が行われる予定がある場合は、会食の案内をしておきましょう。会食の予定がなくこのままお開きになる場合は、参列者に持ち帰ってもらう返礼品の案内をしてください。

会食

僧侶や遺族、親族などを招いて「お斎(おとき)」と呼ばれる会食を行いましょう。

 

会食の前と、後にも施主による挨拶は必要です。会食の始まりの挨拶では、集まってもらったことへの感謝と、ささやかな食事を準備したことを伝えます。会食の後の挨拶では、最後まで参加してもらったことへ感謝と、今後も支援を願うといった内容を伝えましょう。

 

施主による始まりの挨拶後に、僧侶へ法事のお礼として「お布施」や「御車代」を渡します。もしも僧侶が会食を欠席する場合は「お布施」や「御車代」に「御膳料」を加えて、法要後に渡しておきましょう。

法事で守るべきマナー

法事に参列する際は、マナーを把握しておき、それを守ることが大切です。もしマナーを知らなければ、自身の気付かないうちにマナー違反をする可能性があり、相手に不快感を与えてしまうでしょう。

 

法事に着ていく服や、持参する物について疑問や不安のある方は、以下を参考にしてみてください。

準喪服を着用する

喪服は、主に「正喪服」「準喪服」「略喪服」などの種類があります。法事では準喪服で参列することが一般的なため、準喪服を準備しておきましょう。

 

男性の準喪服は、ダブルかシングルのブラックスーツです。スリーピースの場合は、ベストも黒い物を選び、ワイシャツは白無地にしましょう。ネクタイの色は黒の無地や折柄になっている物を選んでください。靴は光沢のない黒いものを履きます。

 

女性の準喪服は、黒無地や地味な折柄を素材としたスーツかワンピース、アンサンブルなどです。光沢のある素材や透けすぎる素材は避けましょう。レースやフリル、飾りなどに流行のデザインを取り入れても問題ありません。靴は黒のパンプスか、ストラップ付きを履きます。

 

準喪服は正喪服の次に格式の高い服装と言われ、法事以外でも着用する機会があるので、1着は揃えておくと安心でしょう。

お供え物を持参する

法事ではお供え物を渡した方が丁寧であるため、なるべく持参しましょう。お供え物を持参することで、故人への供養の気持ちや、遺族へ感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

 

法事のお供え物は、お菓子や飲み物など、食べたり飲んだりすることでなくなる「消え物」を持参するのが一般的です。

 

またお供え物の相場は、どのような法事かによっても変わってきます。一般的な相場は、5,000円~10,000円とされています。

香典は不祝儀袋に包み、袱紗に包んで持参する

法事で仏壇やお墓に備えてもらうため、香典を持参しましょう。

 

香典の表書きは、四十九日前であれば「御霊前」、四十九日後は「御仏前」になります。香典は、不祝儀袋に包んだ上で、さらに袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。

 

香典の相場は、故人との関係や住む地域、自身の年齢などによって変わってきます。親族間で香典の相場に取り決めがある場合は、そちらに従いましょう。

 

ただし「死」「苦」を想起させる、数字の4と9がつく金額で用意することや、偶数の金額にすることは「故人との縁が切れる」ことを意味するため、避けてください。

お供え物としておすすめなお菓子5選

お菓子は、法事のお供え物として定番です。そのため和菓子や洋菓子、どちらでもお供え物として問題ありませんが、できるだけ賞味期限が長く、日持ちするお菓子を選ぶことがおすすめです。

 

ここからは、法事のお供え物としておすすめのお菓子を紹介します。お供え物選びに困った時は、参考にしてみてください。

吉野のくずもち

「吉野のくずもち」は、創業100余年を迎えた中島大祥堂が提案する、伝統の味に新たな美味しさをプラスした、2種セットのくずもちです。

 

スタンダードな味の純は、別添えの沖縄産黒糖を使用した黒みつと2種類のきなこをかけることで、上品な風味を引き立てます。香り高い柚子味は、くずもちに徳島産の木頭柚子皮を加えた仕様で、柚子のさわやかな酸味が味わえます。

内容量 内容 金額(税込み)
6個 純 3個/柚子 3個 1,080円
9個 純 6個/柚子 3個 1,620円
12個 純 6個/柚子 6個 2,160円

 

いもくり

「いもくり」は、丁寧に裏ごしした和栗に、なると金時芋を合わせたお菓子です。しっとりした食感に、ほくほくのなると金時芋と、渋皮栗のシロップ煮がアクセントになっています。スパイスや香料などは使っていないため、素材本来の味を楽しめるでしょう。

 

いもくりの賞味期間は30日以上あるため、急いで食べる必要はありません。法事のお供え物として、ぜひ持参してみましょう。

内容量 内容 金額(税込み)
5個 いもくり 5個 1,296円
10個 いもくり 10個 2,484円
15個 いもくり 15個 3,672円

 

丹波黒豆サブレ

「丹波黒豆サブレ」は、生地に丹波産の黒豆を混ぜ、丁寧に焼き上げたお菓子です。ザクザクとした噛み応えのある食感と、上品な香ばしさの黒豆を味わえます。お茶、コーヒーのどちらにもよく合うでしょう。

 

丹波黒豆サブレは、8個入りと16個入りのサイズで販売されているため、法事でお供え物にする際は、予算に合わせてサイズを選んでみましょう。

内容量 内容 金額(税込み)
8個 丹波黒豆サブレ 8個 1,188円
16個 丹波黒豆サブレ 16個 2,376円

 

丹波焼菓子詰合せ

「丹波焼菓子詰合せ」は、サブレやフィナンシェ、パウンドケーキといった焼き菓子の詰め合わせです。

 

いもくりや丹波黒豆サブレの他に、フィナンシェ生地に和栗のペーストを練り込んだ実栗、丹波栗と和栗の風味を楽しめるフィナンシェがセットになっており、様々な食感と風味を楽しめます。

 

丹波焼菓子詰合せは、7個~22個までのサイズがあります。お供え物の相場に合わせて、サイズを選びやすいでしょう。

内容量 内容 金額(税込み)
7個 いもくり 3個/丹波黒豆サブレ 3個/実栗 1個 1,512円
9個 いもくり 2個/丹波黒豆サブレ 3個/実栗 2個/丹波栗フィナンシェ 1個/丹波栗フィナンシェショコラ 1個 2,204円
14個 いもくり 2個/丹波黒豆サブレ 6個/実栗 4個/丹波栗フィナンシェ 1個/丹波栗フィナンシェショコラ 1個 3,240円
22個 いもくり 4個/丹波黒豆サブレ 8個/実栗 4個/丹波栗フィナンシェ 2個/丹波栗フィナンシェショコラ 2個/丹波パウンドケーキ丹波栗 2個 5,400円

 

粋撰菓

「粋撰菓」は、クッキーやガレット、パイやカステラなどのお菓子の詰め合わせです。

 

粋撰菓の特徴は、洋菓子でありながら、和の素材を活かしていることです。黒ごまを使った和風のクッキーに京都産の宇治抹茶を使った抹茶のケーキ、和三蜜糖のカステラなど、和の上質感を取り入れたお菓子を味わえます。

 

粋撰菓は和菓子好きな方、洋菓子好きな方、どちらのニーズにも応えることが可能なお菓子です。

内容量 内容 金額(税込み)
8個 和三蜜のかすていら 1個/抹茶のけーき 2個/くるみ餡のぱい 1個/さつまい物がれっと 2個/黒ごまの薄板くっきい 2個 1,080円
13個 和三蜜のかすていら 2個/栗のけーき 1個/抹茶のけーき 2個/くるみ餡のぱい 2個/さつまい物がれっと 3個/黒ごまの薄板くっきい 3個 1,620円
18個 和三蜜のかすていら 2個/栗のけーき 2個/抹茶のけーき 4個/くるみ餡のぱい 2個/さつまい物がれっと 4個/黒ごまの薄板くっきい 4個 2,160円
25個 和三蜜のかすていら 3個/栗のけーき 3個/抹茶のけーき 4個/くるみ餡のぱい 4個/さつまい物がれっと 5個/黒ごまの薄板くっきい 6個 3,240円

 

法事で何をするか把握した上で参列しよう

法事とは、故人の冥福を祈るために行う儀式のことです。法要は法事の際に行われる行事の1つで、法事の当日には他に、お斎(おとき)と呼ばれる会食も行われます。

 

法事は、着ていく服装や持参する香典、お供え物に注意することで、相手に失礼なくスムーズに参列できます。また、お供え物の品選びに困った際は、本記事で紹介したお菓子も、ぜひ検討してみてください。

 

法事当日の流れを知らず焦ってしまうことがないよう、スケジュールやマナーを把握しておきましょう。

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