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【例文付き】ビジネスにおける年末の挨拶で注意することは?タイミングも併せて解説

「取引先の相手や会社の上司に対して、年末の挨拶って必要なの?」
「どのようなタイミングで年末の挨拶をすればよいのかしら?」
「改まった形式での挨拶文の書き方が分からない」
など、ビジネスシーンでの挨拶の仕方が分からず、不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、ビジネス関係の人に年末の挨拶をする必要性と、適切なタイミングについて解説しています。

 

また、年末の挨拶のマナーについても、対面とメールの場合それぞれに分けて紹介しているため、この記事を読むことで、状況に合わせた対応ができるようになります。

 

さらに、メールでの挨拶文の例のほか、挨拶回りで持参するのに向いているお菓子も紹介しているため、実際の場面でも焦らずに対応できるでしょう。

 

ビジネスの相手に対する挨拶文の書き方を知りたい人や、年末の挨拶で相手への心象をよくしたい人は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

年末の挨拶をする理由

ビジネスにおける年末の挨拶は、今年1年お世話になった相手に対して、日頃の感謝とともに、来年もまた良好な関係を続けたいという気持ちを伝えるものです。

 

したがって、年末の挨拶の対象には、取引先の人以外に、お世話になった上司も含まれます。

 

ただし、上司への年末の挨拶を考えている場合は注意が必要です。会社によっては、上司への挨拶は不要とされている可能性もあるため、行動を起こす前に、先輩や同僚に確認してから行うようにしましょう。

年末の挨拶をするタイミング

対面での年末の挨拶は、12月の中旬から年内最終営業日までに行うことが一般的です。

 

年末はどこも忙しい時期のため、相手の迷惑にならないタイミングで挨拶できるよう、あらかじめ先方の年内最終営業日を確認しておきましょう。

 

ただし、感染症の影響などの理由で、先方が対面での接触を避けている場合は、メールで挨拶をしても構いません。

 

年末の挨拶の中で、今年1年の感謝とともに、年末年始の休業期間を伝えることも忘れないようにしましょう。

直接取引先にご挨拶に行く場合のマナー

特に大切な取引先の場合、対面で年末の挨拶をすることをおすすめします。その挨拶で好印象を持たれれば、今後のビジネスにつながる可能性が出てくるでしょう。

 

ここでは、対面での年末の挨拶における注意点を紹介します。

 

取引先から好感を持たれやすいマナーや、手土産などについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

感謝や抱負、未来への展望を伝えよう

取引先に出向いて年末の挨拶をする際には、以下に挙げる内容をしっかりと伝えることが大切です。

 

まずは、今年1年お世話になったことに対する感謝を伝えます。このとき、忙しい時期に時間を割いていただいたことへのお礼を忘れないようにしてください。

 

続いて、来年もよい関係を続けたいという希望とともに、来年の事業の展望や抱負などを伝えましょう。

 

最後は、「よいお年をお迎えください」などの言葉で、挨拶を締めくくります。

事前にお伺いする旨を伝えよう

アポイントなしに先方の会社を突然訪れるのは、失礼な行為です。

 

対面での年末の挨拶を希望する場合は、事前にその旨を伝え、先方の都合がよい日時でアポイントを取りましょう。

 

ただし、アポイントを取っているからと、長居するのはマナー違反です。年末は忙しい時期のため、たとえ話が弾んだとしても、15分以内に退出しましょう。

事前にしっかり手土産を準備しよう

年末の挨拶に伺う際には、手土産を持参しましょう。

 

現代では、お中元やお歳暮を郵送するケースが増えていますが、本来は、直接持参するのが正式なマナーです。

 

年末の挨拶には、お歳暮としての手土産を持参し、先方によい印象を与えられるようにしましょう。全員に行き渡るよう、相手先の人数よりも少し多めのものを選んでください。

 

手土産としては、個包装になっていて分けやすいお菓子や日持ちのするお菓子、またはコーヒーやジュースなどの飲み物がおすすめです。

 

そのほかには、自社の営業日が分かるカレンダーなどを渡すのもよいでしょう。

年末の挨拶をメールでする際の注意点

年末は忙しい時期のため、相手によっては、会社に不在がちで、対面で年末の挨拶をする時間が取れないというケースが考えられます。

 

また、テレワークの普及や感染症などの影響で、先方が対面での接触を控えているという場合もあるでしょう。

 

そのようなときは、メールで年末の挨拶をすることをおすすめします。

 

ここでは、メールで年末の挨拶をする際に気をつけるべきポイントを3つ紹介します。

 

取引先と来年以降もよい関係が続けられるよう、以下に挙げる注意点を参考に、挨拶文を作成しましょう。

最終営業日ギリギリの送信は避ける

ビジネス関連の相手に、メールで年末の挨拶をする際には、先方の休みを考慮して送信する必要があります。

 

社外の相手であれば、年内最終営業日の3日前~1週間前まで、社内の相手でも、最終営業日当日の朝~3日前までに、年末の挨拶をメールで送信するようにしましょう。

 

最終営業日ギリギリなど、あまりにも遅いタイミングで送信してしまうと、非常識な人物と思われてしまう可能性があるため、注意が必要です。

一斉送信は避ける

年末の挨拶を一斉送信してしまうと、事務的な印象が強くなります。日頃のお礼の気持ちが伝わりにくくなり、場合によっては、冷たい印象を与える可能性もあるでしょう。

 

手間がかかっても、個別に名前を入れて送信することをおすすめします。

 

なお、年末の挨拶をメールで送信する場合は、相手との今年のエピソードを交えることで、温かみのある文章になります。

内容が分かりやすい件名にする

メールの件名に、「年末のご挨拶」や「年末年始の営業日のお知らせ」という言葉を盛り込み、一目で内容が分かるようにして送信しましょう。

 

年末は、どこの部署も忙しく、メールでのやりとりが増える時期でもあります。年末の挨拶がほかのメールに埋もれてしまわないよう、件名で差別化するのがおすすめです。

メールで挨拶する場合の挨拶文の文例

ここでは、メールでの年末の挨拶文の例を紹介します。どのような構成で書かれているかチェックしてみましょう。

 

以下、例文です。


件名:年末のご挨拶 □△株式会社 ○○ 

 

○□商事
△△様

 

いつもお世話になっております。□△株式会社の○○です。
年の瀬も迫り、お忙しい毎日をお過ごしのことと拝察いたします。

 

△△様には、本年も格別のご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。
来年もご期待に応えられるよう、より一層尽力してまいりますので、変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

なお、弊社の年末年始休業期間は以下のとおりです。

 

※令和〇年12月○○日~令和〇年1月〇日

 

休業期間中はご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

以上、略儀ながら、メールにて年末のご挨拶をさせていただきます。
どうぞ、よいお年をお迎えください。


年末の挨拶への返信例

ここでは、取引先から年末の挨拶メールを受け取った場合の返信例を紹介します。

 

まず、返信メールの冒頭では、年末の挨拶をいただいたことへの感謝と、こちらも来年以降の変わらぬ付き合いを希望している旨を記しましょう。

 

次に、自社の年末年始の休業期間について記したら、相手を気遣う言葉で文章を締めましょう。

 

以下、例文です。


件名:Re:年末のご挨拶 ○□商事 △△

 

□△株式会社
○○様

 

いつもお世話になっております。○□商事の△△です。ご丁寧に年末のご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。

 

本年は格別のお引き立てをいただき、感謝しております。来年も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

なお、本年度の弊社の最終営業日は、12月○○日(□)、新年の営業開始日は、1月〇日となっております。休業中は何かとご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

〇〇様も、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。


年末の挨拶回りにおすすめなお菓子3選

年末の挨拶には、お歳暮として手土産を持参しましょう。手土産を持参することで、場の空気を和らげる効果が期待できます。また、手土産が会話のきっかけになることもあるでしょう。

 

ここでは、年末の挨拶で持参するのに向いているお菓子を紹介します。

 

いずれも評価が高く、人気の高いお菓子ばかりです。手土産に悩んだ際は、ぜひ手に取ってみてください。

スイーツファクトリー

マドレーヌやフィナンシェ、ブラウニーやクッキーといった、焼き菓子の詰め合わせです。オレンジやストロベリー、ピスタチオやショコラなど、さまざまな素材の味を楽しめるため、多くの人に喜んでもらえるでしょう。

 

9・16・20・24・28個入りの5種類のラインナップがあるため、先方の人数に合わせて購入することができます。

内容量 内容 金額(税込み)
9個 オレンジマドレーヌ×1個、ストロベリーショコラケーキ×1個、ピスタチオフィナンシェ×1個、ブラウニー×2個、ブラウンシュガーパウンドケーキ×1個、チョコチップクッキー×2個、レモンクッキー×1個 1,080円
16個 オレンジマドレーヌ×2個、ストロベリーショコラケーキ×2個、ピスタチオフィナンシェ×2個、ブラウニー×2個、ブラウンシュガーパウンドケーキ×1個、チョコチップクッキー×3個、レモンクッキー×4個 1,620円
20個 オレンジマドレーヌ×2個、ストロベリーショコラケーキ×3個、ピスタチオフィナンシェ×2個、ブラウニー×3個、ブラウンシュガーパウンドケーキ×1個、アーモンドキャラメルケーキ×1個、チョコチップクッキー×4個、レモンクッキー×4個 2,160円
24個 オレンジマドレーヌ×3個、ストロベリーショコラケーキ×3個、ピスタチオフィナンシェ×2個、ブラウニー×3個、ブラウンシュガーパウンドケーキ×2個、アーモンドキャラメルケーキ×2個、チョコチップクッキー×4個、レモンクッキー×5個 2,700円
28個 オレンジマドレーヌ×3個、ストロベリーショコラケーキ×4個、ピスタチオフィナンシェ×3個、ブラウニー×4個、ブラウンシュガーパウンドケーキ×2個、アーモンドキャラメルケーキ×2個、チョコチップクッキー×5個、レモンクッキー×5個 3,240円
 

丹波焼菓子詰合せ

和栗やなると金時芋、丹波産黒豆や丹波大納言小豆など、素材にこだわった焼き菓子の詰め合わせです。

 

ケーキやフィナンシェといった洋菓子の材料に、和素材をふんだんに使った人気のお菓子で、7・10・14・24個入りの4つのラインナップがあります。

 

コーヒーや紅茶はもちろん、日本茶とも相性がよいため、美味しく食べてもらえるでしょう。

内容量 内容 金額(税込み)
7個 いもくり×2個、丹波黒豆サブレ×3個、丹波パウンドケーキ(丹波栗)×1個、実栗×1個 1,512円
10個 いもくり×2個、丹波黒豆サブレ×4個、丹波パウンドケーキ(丹波栗・丹波大納言小豆)×各1個、実栗×2個 2,160円
14個 いもくり×3個、丹波黒豆サブレ×4個、丹波パウンドケーキ(丹波栗・丹波黒豆・丹波大納言小豆)×各1個、実栗×4個 3,240円
24個 いもくり×6個、丹波黒豆サブレ×8個、丹波パウンドケーキ(丹波栗・丹波黒豆・丹波大納言小豆)×各2個、実栗×4個 5,400円
 

果実たっぷり ふじ林檎ケーキ

しっとりした生地に、自家製カラメルシロップに漬け込んだふじ林檎をたっぷり入れた焼き菓子です。

 

クルミの食感がよいアクセントになっているケーキで、接待の手土産としても人気の高いお菓子です。

 

8個入りと12個入りの2種類があり、1つずつ食べやすいサイズで個包装されています。配りやすいため、取引先に持参すると喜ばれるでしょう。

内容量 内容 金額(税込み)
8個 果実たっぷり ふじ林檎ケーキ×8 1,080円
12個 果実たっぷり ふじ林檎ケーキ×12 1,620円

 

年末の挨拶でよい関係を築こう

年末の挨拶の目的は、今年1年ビジネスでお世話になった人に対して、感謝の気持ちを伝えることです。

 

そのため、重要な取引先には、対面で年末の挨拶をすることをおすすめします。先方の都合が合わない場合はメールでも構いませんが、直接お礼の言葉を伝える方が、相手によい印象を抱いてもらえるでしょう。

 

対面で挨拶をする場合は、事前にしっかりアポイントを取り、手土産を持参することをおすすめします。

 

手土産を選ぶポイントは、個包装で賞味期限が長いことです。外回りなどで会社に不在がちな人にも行き渡るよう、取引先の人数に合わせて、食べやすいお菓子を選びましょう。

 

年末の挨拶をしっかりとし、取引先とのよい関係を築いていきましょう。