TOP > コラム > お中元とお歳暮の違いと選び方のコツ4つ!おすすめ商品5選も併せて紹介

お中元とお歳暮の違いと選び方のコツ4つ!おすすめ商品5選も併せて紹介

「お中元とお歳暮って何が違うの?」
「お中元やお歳暮を贈るときに気をつけた方がよいマナーって何かあるの?」
日本ではお中元やお歳暮を贈る習慣があります。しかし、この2つの違いを知らない人や、贈る際のマナーが分からない人もいるでしょう。

 

本記事では、お中元とお歳暮の違い、それぞれの贈り物の選び方やおすすめのお菓子などを紹介しています。この記事を読むことで、お中元とお歳暮の意味や贈る時期、どのような贈り物をすればよいかが分かるでしょう。

 

また、お歳暮やお中元を持参する際と郵送する際のマナーについても紹介しているため、マナーを守って持参したり、郵送したりできるようになります。

 

お中元とお歳暮の違いを知りたい人や、どのような贈り物を選べばよいか分からない人、贈り方に不安のある人はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

 

お中元とお歳暮で違うこと

「お中元」と「お歳暮」は、どちらもお世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈る物です。そのため、この2つの違いが厳密に分からない方もいるでしょう。

 

根本的にお中元とお歳暮は、由来や意味などが異なる物です。この2つを混同しないように、注意しましょう。

 

以下では、お中元とお歳暮は何が違うかを具体的に紹介していきます。

お中元とお歳暮の由来

お中元は中国の文化に由来しますが、お歳暮は日本の風習が由来です。

 

お中元の由来は、中国の道教にあるとされています。道教には上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)からなる「三元の日」があり、中元の日は中国では「盆」にあたります。

 

日本では、お盆に先祖へお供え物をして供養する習慣がありましたが、中元と一体化し、親しい人やお世話になった人へ贈り物をするようになりました。これが、お中元の由来だと言われています。

 

一方、お歳暮は日本古来の風習「御霊祭り」が由来とされています。元々の御霊祭りは、年の暮れに先祖へお供え物をして祀っていた行事です。

 

やがて他家へ嫁いだ人や、分家の人に贈り物をするように変化していきました。その後、お世話になった人へ贈り物をするようになり、現代でもお歳暮として定着したと言われています。

意味と目的が違う

お中元が半年間の感謝を伝えるのに対し、一方でお歳暮は1年の感謝を表すためという違いがあります。

 

また、由来の説明で述べた通り、お中元という言葉は「三元の日」の中元からきていますが、お歳暮は「年の暮れ」を意味します。更に歳暮は俳句で、12月の季語としても使われる場合があるでしょう。

贈る時期が大きく異なる

お中元を贈る時期は7月~8月の夏の時期ですが、お歳暮は年末頃に贈るという違いがあります。

 

ただし、それぞれの贈る時期は住んでいる地域によっても変わってくるでしょう。

 

お中元を贈る時期は、東北や関東がもっとも早い7月初旬~7月15日頃、北海道、東海、関西、四国は7月中旬~8月15日にかけて贈るでしょう。九州は8月1日~8月15日、沖縄は8月中旬~9月初旬頃(旧暦の7月15日頃にあたる)になります。

 

お歳暮は北海道や北陸、九州や沖縄は12月13日~12月20日頃までが贈る時期です。関東は12月初旬から12月31日、関西は12月13日~12月31日が時期になります。東北や東海、中国や四国は12月13日~12月25日がお歳暮を贈る時期です。

お中元とお歳暮では相場が違う

お中元を贈った相手にはお歳暮も贈ることがマナーと言われていますが、この2つを比較すると、お中元よりもお歳暮の方が相場は高くなります。

 

これは、お中元が約半年の感謝の気持ちを伝えるための贈り物であるのに対し、お歳暮は1年間の感謝の気持ちを表すためといった、期間の違いがあるためです。お中元よりもお歳暮の方にかける金額を多くしましょう。

 

お中元もお歳暮も、金額の相場は3,000~5,000円程度になります。

お中元とお歳暮の選び方のコツ4つ

お中元やお歳暮を贈るのであれば、できれば相手に喜んでもらえる物を贈りたいでしょう。ただし、気を付けておいた方がよいこともあります。

 

ここでは、お中元やお歳暮を選ぶ際のポイントを紹介します。お中元やお歳暮の贈り物選びに迷った際は、以下の内容を参考にして選んでみましょう。

受け取る側の好みに合わせて選ぶ

お中元やお歳暮を贈って喜んでもらうには、受け取る人の好みを調べておくことが大切です。

 

相手にとって好みではない贈り物であった場合は困らせてしまう可能性があります。

 

日頃から相手の話をよく聞いて、何を好んでいるか情報収集しておきましょう。和菓子が好きな人であれば和菓子を、お茶が好きな人であれば抹茶の風味を味わえるお菓子を贈るというように、好みに合わせて贈ってください。

季節や地域に合わせた選ぶ

お中元やお歳暮を贈る時期に合わせて、夏や冬の季節感のある物を贈ってみましょう。

 

お中元は夏の時期が贈る時期になるため、ゼリーや水ようかんといった涼しさを感じられる物がおすすめです。一方、お歳暮は年末で冬の時期になるため、カニやタラといった冬が旬の物、体を温めるグッズなどがおすすめになります。

 

贈り主の地域に、お中元やお歳暮にふさわしい特産品はないか、リサーチしておくこともおすすめです。地元の食材や有名なお菓子などを贈ると、喜んでもらえるでしょう。

人気商品や定番商品を選ぶ

贈る相手の好みがよく分からない場合は、人気の高いスイーツや定番商品となっているお菓子などを選ぶとよいでしょう。人気がある物や定番商品であれば、喜んでもらえる可能性が高くなるためです。

 

逆に、好き嫌いが分かれる品物はお中元やお歳暮には向いていません。例えば、辛い食べ物やミント系のお菓子などは、好みが分かれやすい物です。贈っても喜んでもらえるとは限らないでしょう。

贈る相手との関係性を考えて選ぶ

お中元やお歳暮の贈り物は、一律で同じ品物を贈るのではなく、相手によって内容を変えることが大切です。

 

特にお世話になっている相手や、重要な関係性のある相手に贈る場合は、高い相場の物を贈るとよいでしょう。親しい付き合いがあり、相手の好みを把握している場合は、好みに合った物を贈ることがおすすめです。

お歳暮やお中元を持参する際のマナー

お歳暮やお中元は、本来は郵送するのではなく、相手のところへ直接持参することがマナーとされています。しかし、相手宅へ訪問するのであれば、相手に迷惑をかけないようにする必要があります。訪問のためのマナーも、きちんと知っておく必要があるでしょう。

 

ここからは、お歳暮やお中元を直接持参する際に知っておきたいマナーについて、紹介します。

訪問する前にアポイントをとる

相手にも都合があるため、アポイントなしで訪問することは避けましょう。アポイントをとるのは電話で構いませんが、よりかしこまった訪問にしたい場合は、手紙で行うことがおすすめです。

 

アポイントをとる際は「お中元を渡したい」「お歳暮を渡したい」と、直接言うことは避けてください。「ご挨拶したい」という形で伝えましょう。

 

訪問時間は相手の都合に合わせて決めましょう。訪問に適した時間帯は、午前10~11時、午後14~16時頃です。

「外のし」をかけて風呂敷や紙袋に包んで渡す

お歳暮やお中元はのしを付けて渡すことがマナーであるため、持参する際は包装紙や紙袋の上からのしをかける「外のし」にして、渡しましょう。一目で、表書きを確認できるような状態にしておくことが大切です。

 

表書きは上段に「御中元」や「お中元」、「御歳暮」や「お歳暮」と書いて、下段には小さくフルネームを書きます。連名で贈る場合は、右から左に向かって、立場が上の人の名前から書くようにしてください。

風呂敷や紙袋は持ち帰る

お中元やお歳暮を持参したら、風呂敷や紙袋から取り出して品物を渡します。品物を包んでいた風呂敷や紙袋ごとお渡しするのではなく、中身を出して渡し、残った風呂敷や紙袋は持ち帰ってください。

 

このときの注意点は、事前に取り出してはいけないということです。相手の目の前で風呂敷や紙袋から出して、渡しましょう。

お歳暮やお中元を郵送する際のマナー

お歳暮やお中元は持参することがマナーとはいえ、それが難しい場合は、郵送することができます。しかし、ただ郵送すればよいということはなく、郵送する場合にも守らなければならないマナーがあるため、注意してください。

 

お歳暮やお中元を郵送する際は、以下のポイントに気をつけて送るようにしましょう。

品物を送る前に送り状を送る

送り状はお歳暮やお中元に同封して送ることもできますが、事前に送り状だけ送っておく方が丁寧です。

 

送り状には、いつもお世話になっているという感謝の気持ちや、お中元やお歳暮を贈ることを記しておきましょう。

 

もしお中元やお歳暮を贈る相手が親戚といった身近な人であった場合は、近況報告を記しておくと喜ばれます。

のしの汚れを防ぐため「内のし」で贈る

包装紙の上からのしをかける「外のし」ではなく、包装紙の下で、品物に直接のしをかけることを「内のし」と言います。

 

お中元やお歳暮を郵送する際は、のしが汚れないように保護するため、外のしではなく内のしにして贈りましょう。

 

お歳暮やお中元を郵送する予定であれば、のしを施す際に、内のしにしてもらうように気をつけてください。

お中元やお歳暮におすすめなお菓子を5つ紹介!

ここからは、お歳暮やお中元として贈るのに向いているお菓子を紹介します。

 

いずれも、こだわり抜いた素材を使用した、見た目もおしゃれなお菓子ばかりです。甘い物が好きな人に、あるいは相手の好みが分からない場合でも贈ると喜んでもらえるでしょう。ぜひ、以下の中からお歳暮やお中元を選んでみてください。

丹波焼菓子詰合せ

サブレやパウンドケーキといった、人気の焼き菓子の詰め合わせです。丹波栗や丹波産黒豆、丹波大納言小豆など、丹波産の素材がふんだんに使われています。

 

7個入りから24個入りまで豊富なサイズがそろっており、贈り先の人数に合わせて選べます。焼き菓子であるため、賞味期限も長めです。素材の味だけでなく、様々な食感も楽しめるお菓子として、喜んでもらえるでしょう。

内容量 内容 金額(税込み)
7個 いもくり×2個、丹波黒豆サブレ×3個、丹波パウンドケーキ(丹波栗)×1個、実栗×1個 1,512円
10個 いもくり×2個、丹波黒豆サブレ×4個、丹波パウンドケーキ(丹波栗・丹波大納言小豆)×各1個、実栗×2個 2,160円
14個 いもくり×3個、丹波黒豆サブレ×4個、丹波パウンドケーキ×(丹波栗、丹波黒豆、丹波大納言小豆)×各1個、実栗×4個 3,240円
24個 いもくり×6個、丹波黒豆サブレ×8個、丹波パウンドケーキ(丹波栗・丹波黒豆・丹波大納言小豆)×各2個、、実栗×4個 5,400円
 

いもくり

「和栗」と「なると金時芋」を使用した焼き菓子です。香料やスパイスなど余計な材料を使っておらず、丁寧に裏ごしされた和栗と、なると金時芋の上品な甘みを楽しめるお菓子になっています。

 

いもくりはしっとりとした食感で食べやすく、ご年配の方や好みの分かっていない方へ贈る際に適しているでしょう。

内容 金額(税込み)
3個 702円
6個 1,404円
12個 2,700円
18個 3,996円

 

宇治茶わらび餅 抹茶とほうじ茶

宇治抹茶とほうじ茶をわらび餅ときな粉の両方に使用した、味わい豊かなわらび餅です。食感はもっちり、ぷるぷるとしており、優しい口当たりとなっています。京都産の宇治抹茶の上品な抹茶の味わいや、宇治ほうじ茶の芳ばしさやほろ苦さを楽しめるでしょう。

 

6個入りから12個入りまでサイズが用意されています。お茶を好む方や、和菓子が好きな方にぜひ、贈ってみましょう。

内容量 内容 金額(税込み)
6個 抹茶わらび餅(抹茶きな粉)×3個、ほうじ茶わらび餅(ほうじ茶きな粉)×3個 1,080円
9個 抹茶わらび餅(抹茶きな粉)×6個、ほうじ茶わらび餅(ほうじ茶きな粉)×3個 1,620円
12個 抹茶わらび餅(抹茶きな粉)×6個、ほうじ茶わらび餅(ほうじ茶きな粉)×6個 2,160円

 

キュートセレクション

オレンジやミックスベリー、抹茶やストロベリーなどの素材を使った焼き菓子の詰め合わせです。様々な素材が使われているため、甘酸っぱい苺やベリーの爽やかさ、くるみの香ばしさなど、素材本来の味を楽しめます。

 

ケーキやブラウニー、クッキーなどの、バラエティー豊かなお菓子がそろっています。相手の好みが分からないときに、お歳暮やお中元として贈ると、喜んでもらいやすいでしょう。

内容量 内容 金額(税込み)
11個 オレンジケーキ×1個、ミックスベリーケーキ×1個、キャラメルアップルケーキ×1個、抹茶ショコラケーキ×1個、ニューヨークブラウニー×1個、ショコラクッキー×1個、ストロベリークッキー×2個、アールグレイクッキー×1個、レモンクッキー×2個 1,080円
23個 オレンジケーキ×1個、ミックスベリーケーキ×2個、キャラメルアップルケーキ×1個、抹茶ショコラケーキ×2個、ニューヨークブラウニー×1個、ショコラクッキー×4個、ストロベリークッキー×4個、アールグレイクッキー×4個、レモンクッキー×4個 1,620円
26個 オレンジケーキ×2個、ミックスベリーケーキ×3個、キャラメルアップルケーキ×2個、抹茶ショコラケーキ×3個、ニューヨークブラウニー×2個、ショコラクッキー×3個、ストロベリークッキー×4個、アールグレイクッキー×3個、レモンクッキー×4個 2,160円
36個 オレンジケーキ×3個、ミックスベリーケーキ×3個、キャラメルアップルケーキ×3個、抹茶ショコラケーキ×4個、ニューヨークブラウニー×3個、ショコラクッキー×5個、ストロベリークッキー×5個、アールグレイクッキー×5個、レモンクッキー×5個 3,240円
 

粋撰菓

和三蜜や抹茶、黒ごまなどの和を感じさせる素材を、モダンな洋菓子にした焼き菓子の詰め合わせです。クッキーやケーキ、ガレットやパイ、カステラなど様々なバリエーションの洋菓子があります。

 

抹茶のほろ苦さや黒ごまの香ばしさ、和三蜜の上品な甘さなど和の素材ならではの味を楽しめます。お中元やお歳暮として贈れば、和菓子好きにも洋菓子好きにも喜んでもらえるでしょう。

内容量 内容 金額(税込み)
8個 和三蜜のかすていら×1個、抹茶のけーき×2個、くるみ餡のぱい×1個、さつまいものがれっと×2枚、黒ごまの薄板くっきい×2枚 1,080円
13個 和三蜜のかすていら×2個、栗のけーき×1個、抹茶のけーき×2個、くるみ餡のぱい×2個、さつまいものがれっと×3枚、黒ごまの薄板くっきい×3枚 1,620円
18個 和三蜜のかすていら×2個、栗のけーき×2個、抹茶のけーき×4個、くるみ餡のぱい×2個、さつまいものがれっと×4枚、黒ごまの薄板くっきい×4枚 2,160円
25個 和三蜜のかすていら×3個、栗のけーき×3個、抹茶のけーき×4個、くるみ餡のぱい×4個、さつまいものがれっと×5枚、黒ごまの薄板くっきい×6枚 3,240円

 

お中元とお歳暮の違いを理解して贈り物を送ろう

お中元やお歳暮は、由来や目的、贈る時期などに違いがあります。しかしお世話になった方へ、感謝の気持ちを込めて贈る物というのは、共通しているでしょう。

 

お中元やお歳暮は持参することが望ましいのですが、難しい場合は郵送でも構いません。贈る際はこの記事で紹介したマナーを参考にして、相手に失礼にならないように気をつけましょう。

 

お中元もお歳暮も、相手のことを考えて選ぶことが大切です。評判の高いお菓子や定番のお菓子を贈って、感謝の気持ちを伝えましょう。