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お歳暮は誰に贈るべきものなの?贈る時期や渡し方・金額の相場について解説!

「お歳暮は誰に贈ればいいの?」
「贈る時期や贈る意味など、お歳暮の基本的な知識を教えてほしい」
「お歳暮を贈る場合の相場ってどの程度?」
お歳暮を贈りたいと考えている人の中には、このような疑問や興味を持っている人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、お歳暮を贈る対象や贈る意味などの基本的な知識を解説します。またお歳暮の渡し方、贈る品物の金額相場なども解説しています。

 

この記事を読むことで、お歳暮の基本的な知識を身につけることが可能です。また、その知識をもとに、贈るべき相手や、相手に喜んでもらえるような品物を選択することができるでしょう。

 

これからお歳暮を贈ろうと考えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

 

お歳暮とは誰に贈るもの?

お歳暮は誰に贈るかは特に決まっていませんが、一般的には日頃からお世話になっている人に対して贈るものであると考えられています。

 

そのため血縁者や仕事関係者などに贈る場合がほとんどで、ほかにも自身の挙式で仲人をしてくれた人や友人・同僚などに贈ることも多いです。

 

ここからは、お歳暮を贈る相手として対象とされている間柄について解説します。

両親や親せきなど血縁者

お歳暮を誰に贈るかを考えた時、まず挙げられるのは、両親(結婚している場合は義両親も含む)と、親せきなどの血縁者です。両親や義両親に関しては、同居していない相手や遠方に住んでいる相手が対象となることが多いです。

 

元々は、正月に先祖に対してのお供え物として贈るものと認識されていました。現在では、日頃の感謝を伝える意味合いとして贈られています。

上司や取引先など仕事関係者

自分が勤めている会社の上司や取引先など、仕事関係者もお歳暮の贈り先として挙げられやすいです。

 

ただし、仕事関係者の場合は、コンプライアンスの関係でお歳暮をはじめとした贈答を廃止している企業も増えています。このため、贈る前に、お歳暮を贈ってよいか確認しておくことが大切です。

結婚を取り持ってくれた仲人

自身の挙式で仲人を依頼していた場合、仲人に対してもお歳暮を贈ることが推奨されています。

 

お歳暮を贈る期間としては、3年間程度が一般的とされており、以降も仲人をしてくれた人との関係を維持したい場合は、お歳暮を贈るとよいでしょう。

習い事の先生

自分や子どもが習い事をしている場合、昔は習い事の先生にも日頃の感謝の気持ちを込めて、お歳暮を贈ることが一般的でした。

 

現在でも習い事の先生にもお歳暮を贈る場合がありますが、教室によっては受け取らないようにしているなど、方針は様々です。そのため、習い事の先生に対して贈る際は、事前に確認しておく必要があります。

友人や同僚

ほかにも日頃お世話になっている人として、遠方に住んでいてなかなか会えない友人やママ友やパパ友、職場の同僚が挙げられます。これらの人たちに対して、お歳暮を贈るというカジュアルなスタイルが人気です。

 

この場合はルールやマナーはあまり気にせずに、相手が喜びそうなものを気軽に贈るケースが多く見受けられます。

お歳暮は直接手で渡さないといけないの?

お歳暮を渡す手段としては、本来は手渡しが望ましいとされています。手渡しの方が気持ちを込めやすく、感謝を伝えやすいとされているためです。

 

手渡しが難しい場合は、郵送でも問題ありません。遠方に住んでいる人や普段なかなか会えない人などの場合は手渡しが難しいため、利便性の面から郵送で贈るケースが増えています。

訪問する場合は時間に注意

手渡しでお歳暮を贈る場合に注意したいのが、訪問する時間帯です。基本的には相手の都合に合わせることが前提とされており、相手に訪問してよい日時を確認しておく必要があります。

 

相手からの時間の指定が特になかった場合は、午前中であれば「10時から11時頃」、午後からならば「14時から15時頃」が相手に迷惑が掛かりにくいとされています。

 

そのため上記の時間帯でアポイントを取ってから、時間通りもしくは1分から2分遅れてチャイムを鳴らすことがおすすめです。

なぜ日本人はお歳暮を贈るのか?その意味と起源

お歳暮とは、室町時代から始まった日本の風習のひとつです。その起源は、年末に行われていたあいさつ回りである「歳暮回り」の際、持参していた手土産だといわれています。

 

お歳暮が全国で行われるようになったのは江戸時代頃で、習慣化は昭和30年代と考えられています。

 

そのような歴史から、お歳暮には「1年間お世話になりました」と「来年もよろしくお願いします」という2つの意味が込められているでしょう。

お歳暮は12月初旬から20日までに贈ろう

お歳暮は、年末のあいさつ回りで持参された贈り物が起源であることから、お歳暮を贈る時期も年末になっています。そのため、12月初旬から20日頃までが贈る時期として、認識されている地域が多いでしょう。

 

地域によっては期間の設定が少々異なっており、例えば関東では12月初旬から20日頃、もしくは11月下旬から贈ってもよいといわれています。また沖縄県では、12月初旬から25日頃と長めに設定されています。

 

このように地域によって時期は異なるものの、遅くても12月25日までに渡すことが無難でしょう。

お歳暮の相場は¥3,000~¥5,000

お歳暮を選ぶ際に注意しておきたい点は、贈る品物の相場です。一般的には3,000円から5,000円程度が一般的な相場とされており、その金額内で相手に喜んでもらえるものを選ぶ形になります。

 

基本的には相場内で品物を選んで贈ることが望ましく、あまりに高額なものを贈ると相手に気を遣わせてしまうことになるので、注意が必要です。

相手との関係性によって相場は変わる

お歳暮の金額相場は3,000円から5,000円程度ですが、これはお歳暮を贈る相手との関係性によって異なってきます。

 

例えば仕事の取引先や友人、同僚などが相手の場合は、3,000円程度が相場とされています。上司やお世話になった仲人、両親や義両親などの場合は5,000円程度が相場です。

 

これは相手との関係性や付き合いの深さが影響しており、身近な存在であるほど相場も高く設定されやすくなっています。

お歳暮はお中元より高いものを贈るので注意が必要

お歳暮を選ぶ際に注意しなければならないことは、お中元よりも質の高いものを贈ることが一般的とされている点です。

 

これは、お中元が上半期までの感謝を伝える意味合いであることに対して、お歳暮が1年の締めくくりの意味合いを持っていることが理由として挙げられます。つまり、お歳暮はお中元よりも長期的な感謝の意味を込めるため、お歳暮の重要性が高いと言えます。

 

具体的には、お中元よりも2割から3割程度高いものを贈ることが一般的です。また、前年よりも金額が下がらないように設定に注意する必要もあります。

適切な相手に贈りものを選ぼう

お歳暮とは1年間の締めくくりとして、職場の上司や両親など日頃お世話になっている人に対して感謝の気持ちを込めて贈るものです。郵送で贈るケースが増えてきているものの、きちんと謝意を伝えるためには、手渡しすることが望ましいとされています。

 

また、金額に関しては3,000円から5,000円程度が一般的な相場とされており、贈る相手に合わせて喜んでもらえるものを選ぶことが大切です。

 

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今回紹介した記事を参考に、感謝の気持ちを伝えたい人へ向け、中島大祥堂でお歳暮を準備してみてはいかがでしょうか。