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お中元の渡し方は?直接渡す場合と郵送する場合のポイントを解説

「お中元を贈りたいけど、いつ贈ればいいの?」
「手渡しと郵送はどちらが良いのだろう?」
「のしは必要?」
お中元を贈ろうとしたとき、わからないことや不安なことが出てくる人は多いのではないでしょうか。

 

本記事では相手への心遣いがしっかり伝わるお中元の贈り方やマナー、地域によって異なる贈る時期、おすすめのギフトなどを紹介していきます。

この記事を読むことで、お中元のマナーや近年変わりつつある贈る時期の傾向、どのような品物を贈ると喜ばれるかなどを把握することができます。また、これらを理解した上で贈ることで、相手に失礼なく感謝を伝えることができるでしょう。

お中元を贈ろうと考えている方は、是非この記事で事前にマナーをチェックしてみてください。

 

お中元の渡し方

贈り物とともに日頃の感謝を伝えるお中元ですが、いくつかのマナーがあります。渡し方や包み方などのマナーは特に、相手に気持ちよく受け取ってもらうために大切です。また、お中元を贈る時期も地域によって異なります。

お中元を贈る前に、以下で解説するマナーを確認しておきましょう。

手渡しか郵送か

お中元の渡し方で、正式なマナーとされているのは手渡しです。日頃お世話になっている方へ感謝を込めてのご挨拶という意味があるお中元ですから、直接会って手渡しすることで気持ちが伝わりやすくなります。

 

とはいえ郵送が必ずしもマナー違反で失礼という訳ではありません。特に相手がとても忙しく日程調整が難しい場合などは、郵送の方が良いでしょう。

お中元を手渡しすることと郵送すること、それぞれにメリットとデメリットがあり一概にどちらが良いとは言えません。以下の表を参考に、先方の状況を考慮し臨機応変な対応をしましょう。

  手渡し 郵送
メリット 感謝の気持ちが直接伝わる 相手の好きな時間に受け取れる
デメリット 日程調整が必要、時間がかかる 手渡しに比べて気持ちが伝わりづらい

地域によって贈る時期が違う

お中元の起源は中国の「中元」で、これは7月15日のことです。日本でも夏のご挨拶として贈るお中元ですが、その時期は地域によって1ヶ月ほどの差があります。

 

また沖縄では旧暦を採用していたり、関東地方では近年は贈る時期が早まっていたりと地域によって違うことも多いので注意が必要です。

以下の表で地域によるお中元の時期や傾向を確認しましょう。

地域 時期 傾向 備考
北海道 7月15日~8月15日 他地域のの影響を受け7月上旬から始まることもある 元は旧盆の時期
関東・東北地方 7月1日~7月15日 他の地域に比べて早め 期間が短いので早めの準備がおすすめ
北陸地方 7月1日~7月15日 金沢などの都市部では早め 一部地域では北海道と同じ7月15日~8月15日
東海・関西・中国・四国地方 7月15日~8月15日 関東地方などの影響で近年は贈る時期が早まっている 旧盆の時期
九州地方 8月1日~8月15日 親しい間柄であれば7月中に贈る場合もある 期間が短いので贈り忘れに注意
沖縄 旧暦7月13日~7月15日(旧盆) 旧盆の3日間で変化なし 旧暦カレンダーでの確認が必要

会って直接お中元を渡す場合の注意点

お中元の正式なマナーとしての渡し方は手渡しです。しかし、手渡しをすれば良い訳ではなく、渡し方や渡すタイミングにもマナーがあります。たとえ手渡しであっても失礼な渡し方では意味がありません。

以下にお中元を手渡しする際のマナーをまとめたので、事前に確認しておきましょう。

訪問日を事前に確認する

訪問の時間帯は一般的に、早朝や夜間、お昼時などを避けた10時から16時頃が良いとされています。しかし相手によって都合の良い時間は異なるので、事前に訪問日時を確認する必要があります。

 

お中元を直接渡す場合は相手の貴重な時間をいただくことになるので、必ず事前に連絡を入れましょう。その際はストレートに「お中元を渡したい」とは言わず、「夏のご挨拶に伺いたい」などの遠回しな表現を使う配慮も必要です。

紙袋や風呂敷で贈り物を包む

お中元の渡し方のマナーに風呂敷や紙袋で包むことがあります。ビジネスの場や外出先で渡す場合は、紙袋を使用すると相手が持ち帰りやすく良いでしょう。

 

一方、相手のお宅を訪問して渡す場合は、風呂敷を使うと見た目が華やかになり風情を感じられ良い物です。紫やエンジ色など落ち着いた色も良いですし、女性であればピンクなどの柔らかい色や柄が入った物もおすすめです。

 

風呂敷で包む場合に取り入れやすい包み方として、平包みとお使い包みがあります。
平包みは風呂敷の真ん中に品物を置き、四つ角を真ん中に折りたたむだけでできるため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。

お使い包みは四角い物を包むのに便利な包み方で、途中までの工程は平包みと似ていますが、最後に2つの角を結ぶのが特徴です。

身だしなみに注意する

お中元を手渡しする際は、服装などの身だしなみにも配慮が必要です。

ビジネスシーンで取引先の企業などへ訪問する場合はスーツ、プライベートであれば一般的にはシャツとスラックス、ワンピースなどの少しかしこまった装いが良いとされています。

 

相手の自宅を訪問する場合、素足にサンダルは避け女性はストッキングを着用します。併せて、靴に汚れがないことも事前にチェックしておきましょう。

渡す際の言葉にも気を付ける

お中元を渡す際は「心ばかりですが」「お口に合うと良いのですが」「皆さんでどうぞ」などの言葉を一言添えて渡しましょう。

「つまらない物ですが」という言葉は使わないようにしましょう。謙遜のつもりで言ったセリフでも、つまらない物を渡すのは失礼にあたります。
反対に「今、人気のお菓子です。」「品切れ続出で、朝から並んでやっと手に入りました。」などの恩着せがましいセリフも避けましょう。

 

また渡し方のマナーとしては紙袋から出すのが良いと言われていますが、シーンによって紙袋ごと渡す方が親切な場合もあります。
例えば、ビジネスシーンでカフェなどを利用する場合や、習い事の先生へ渡す場合など、自宅以外では紙袋があった方が相手は持ち帰りやすいでしょう。その際「紙袋のまま失礼します。」と一言添えるとより丁寧な印象になり、相手が受け取りやすくなります。

郵送でお中元を渡す場合の注意点

近年は郵送で渡すことも多くなっているお中元ですが、郵送の際もいくつか気を付けるべきマナーがあります。郵送する際に注意することを以下にまとめました。

手渡しの場合と異なるマナーもあるので、よく確認して、相手にしっかり感謝の気持ちが伝わるように贈りましょう。

贈り物をのしで包む

お中元を贈るときはのしで包む必要があります。手渡しの場合は包装紙の上からのし紙を掛ける外のしにするのに対し、郵送の場合はのし紙を掛けてから包装する内のしにします。これは配送中にのし紙が傷んだり汚れたりするのを防ぐためです。

 

また購入する店舗がのしに対応していない場合は、自分でのし紙を用意して掛ける必要があります。
その際はお中元用の蝶々結びののしを用意し、巻いたときに重なる部分は右を上にする「慶事掛け」にしましょう。表書きは「お中元」と記入し、下には自分の名前を記入します。

相手によっては会った方が良いこともある

近年は郵送するケースも増えたお中元ですが、直接会って渡した方が良い場合もあります。渡し方は相手によって柔軟に決めましょう。

 

直接会って渡した方が良い例は、相手が直接渡してくれた場合、遠方ではなく直接訪問できる場合、仕事などのスケジュール調整ができる場合などです。

無理にスケジュールを合わせたり、頑張って遠方まで出向いたりするのでは相手にとっても負担になってしまいますが、そうでない場合はなるべく直接会って挨拶すると良いでしょう。

お中元におすすめのギフト5選

お中元は日頃お世話になっている方への感謝の気持ちです。そのため、相手の好みに沿った物を贈るようにしましょう。

 

季節を感じさせるお菓子なども、喜ばれることが多くおすすめです。夏の贈り物なので、涼しげな物やフルーティーな物も良いでしょう。

 

以下におすすめのお中元を5つ紹介します。品物選びで迷った際は参考にしてください。

凍らせて食べる アイスデザート 〜国産フルーツ入り〜

凍らせて食べる アイスデザート 〜国産フルーツ入り〜

国産フルーツを使ったシャーベットと、ヨーグルトアイスのひんやりデザートです。爽やかでフルーティーな味わいが、熱くなった体を優しくクールダウンしてくれます。

 

こちらの商品は、6個入りから15個入りまで選ぶことができます。

宇治茶わらび餅-抹茶とほうじ茶-

宇治茶わらび餅-抹茶とほうじ茶-

宇治茶の風味広がる「もっちり ぷるり」としたわらび餅です。抹茶とほうじ茶2つの味が詰め合わせで楽しめます。

 

抹茶わらび餅は、京都産の宇治抹茶がわらび餅ときな粉の両方に入っています。抹茶わらび餅と抹茶きな粉が織り成す、濃く深い上品なお抹茶の味わいが楽しめる一品です。

 

ほうじ茶わらび餅も、京都産の宇治ほうじ茶がわらび餅ときな粉の両方に入っています。ほうじ茶わらび餅とほうじ茶きな粉が織り成す、芳ばしさが広がる豊かな味わいが楽しめる一品です。

丹波栗のけーき

丹波栗のけーき

やさしい甘さとほくほく食感が特徴の丹波栗を使用した、しっとりなめらかな口あたりの焼菓子です。

 

上品な甘さが特徴の丹波栗の渋皮煮と、しっかりした食感と強い甘みが特徴のヨーロッパ栗のシロップ煮、そして深みある洋酒の香りが調和した美味しさを楽しめます。

 

こちらは1個単位での販売です。

いもくり

いもくり

丁寧に裏ごしした和栗と甘みのあるなると金時芋を使用し、風味豊かに焼き上げられたシンプルなお菓子です。余計な原料を使わずにつくることで、素材本来の美味しさが楽しめます。

 

こちらは3個入り、6個入り、12個入り、18個入りの購入が可能です。

果実たっぷり ふじ林檎ケーキ

果実たっぷり ふじ林檎ケーキ

自家製カラメルシロップに漬け込んだふじ林檎がたっぷりと入り、しっとりと焼き上げられた林檎ケーキです。くるみの食感をアクセントに、林檎本来の味わいを楽しむことができます。

 

こちらはオンラインショップで8個入りと12個入りが購入可能です。

お中元はギフト選びだけでなく渡し方でも印象が変わる

ここまでお中元の渡し方のマナーや、おすすめの贈り物を紹介してきました。
日頃の感謝の気持ちを伝えるお中元のため、品物選びをよく考える必要があります。相手の好みに合う物を選ぶことで謝意が伝わり、良い関係性も築いていけるでしょう。

 

しかし、品物選びだけではなく、渡し方のマナーを確認しておくことも重要です。たとえ良い物を選んだとしても、身だしなみ・訪問・郵送のマナーなどで失敗すれば、相手を残念な気持ちにさせてしまうこともあります。

 

本記事で紹介したことを念頭に置き、相手への気遣いも心がけつつ、お中元を渡しましょう。