2018.12.15
blogガレット・デ・ロワとは?
ガレット・デ・ロワはフランスの伝統菓子で、
ベツレヘムを訪れた東方の三賢人によって、
イエス・キリストが神の子として見い出されたという公現祭
(エピファニー)の日に食べます。
フランス北部はパイ生地にアーモンドクリームを入れたガレットタイプのもの、
フランス南部ではオレンジフラワーウォーターで風味付けしたブリオッシュ生地に
ドライフルーツやオレンジを飾ったリング状のものを食べるそうです。
最近ではガレットタイプが主流になりつつあるようで、
エピファニーの頃になるとケーキ屋さんやパン屋さんでは
このガレット・デ・ロワが山積みになり、みんなこぞって買い求めます。
ガレット・デ・ロワの楽しみ方
ガレット・デ・ロワの楽しみといえば、フェーブが誰に当たるか。
フェーブはもともと乾燥した豆を使っていたので、
ランス語で空豆を意味する「フェーブ」と呼ばれていますが、
今では陶器製のかわいらしい人形が使われています。
フェーブ、日本でもこんなにたくさんの種類が。
切り分けたガレット・デ・ロワの中からこのフェーブが出てきた人は、
王様(女王様)になれるのです。王様(女王様)になった人は王冠を
かぶってその日一日みんなから祝福されます。
家族や友達と集まって一年のはじまりにフェーブをめぐって大騒ぎ。
フランスではこれを食べないと一年がはじまらないとまで言われるほどです。
家族や仲間が集まるパーティーで、
ガレット・デ・ロワを囲んで楽しんでみませんか?